ロービジョンフットサル とは

選手が持つ「多様な見えにくさ」

ブラインドサッカーには、大きく分けて、ブラインドサッカー(B1クラス)と、ロービジョンフットサル(B2/B3クラス)があります。

ブラインドサッカーは、アイマスクをつけて完全に視力を奪われた状態で、音のなるボールを用いてプレーをします。

一方、ロービジョンフットサルは、「弱視」と呼ばれる選手が、自己の視力を活かし、5人制フットサルのルールに準じた形でプレーをします。


一般的に「目が悪い」というと、視力が弱い状態を想像します。しかし、見えにくさにはいろいろな状態があり、下記の図のように、ぼやけ、欠け、にごりなどの症状があり、さらにそれらが掛け合わされて多様な見えにくさを生んでいます。



そのような見えにくい状態を一般的には「弱視」と言います。

視覚障がい者スポーツにおいては、「見えにくい状態」は下記の3つのカテゴリーに分けられており、B2かB3と診断された人がプレーするのがロービジョンフットサルです。幅広い意味で見えにくい状態にあることを「ロービジョン」と呼んでいます。

 

B1 : 全盲から光覚(光を感じられる)まで

B2 : 矯正後の診断で、視力0.03まで、ないし、視野5度まで

B3 : 矯正後の診断で、視力0.1まで、ないし、視野20度まで


 

ロービジョンフットサルのルール

ロービジョンフットサルはアイマスクを装着しません。ボールも音が出ない通常のフットサルボールを用います。弱視者が弱視状態のまま、フットサルとほぼ変わらないルールでプレーしますが、以下のような特色があります。

 

ピッチやラインとはっきりと区別がつく色のボールを選んで、使います。 

*フィールドプレーヤー4人のうち、最低2名は、より見えにくい状態のB2クラスの選手がいなければなりません。

*B3クラスの選手は腕章を装着します。

*ゴールキーパーは、晴眼者または弱視者が行います。ゴールキーパーはペナルティーエリアの外に出てプレーしたり、得点したりすることは認められません。

 

 

ロービジョンフットサルのおもしろさと難しさ

ロービジョンフットサルにおいては、B2クラス、B3クラスの選手が混在してチームを形成しており、見え方の異なる選手同士がお互いを理解してプレーすることは難しいですが、反面、うまくいった時の喜びも大きいと選手たちは口にします。


チームメイトと声をかけ合いながらコミュニケーションを取り、短いパスをつなぎドリブル突破をしてシュートを打ち、ゴールネットを揺らすスタイルはフットサルと同じで、そのスピードと迫力に驚かされます。

 

みなさまも、ぜひそのプレーの迫力を、生でご覧下さい!

 

 

前回大会優勝:A.C.TOKYO